理学療法士、OT、STの給料が安いなら、訪問リハビリ勤務を検討すべき。構造上の理由を解説

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訪問STツバメ

こんにちは!訪問STのツバメです。

みなさん。リハビリ職ってやりがいのある仕事だけど…

マジで給料が上がらない!
そう思いませんか。

これは構造上の問題で、診療報酬が一定な以上、仕方ない面もありますよね。

とはいえ、いつまでもこれではマズイ。どうにか年収アップできないものか。

そんなときに検討すべきなのが、訪問リハ(訪問看護ステーション)で働くことです。

僕は病院→訪看と転職してみて初めて、病院での収入アップは難しいことに気づきました。

この記事では「訪問リハビリが高収入になりやすい理由」を解説していきます。

この記事でわかること
  • 訪問リハ(訪問看護ステーション)が高収入になる理由
  • 訪問リハ勤務の給与例
  • リハ職の給与アップが難しい理由
  • 訪問リハ求人を見逃さない為の準備

※ここでいう「訪問リハ」とは「訪問看護ステーション」勤務での訪問リハビリです

目次

訪問リハの給料はなぜ高いのか。2つの理由と年収アップの実例

①:病院と比べ固定費が安い

訪問リハの方が給与が優遇されやすい大きな理由は、固定費が小さいことです。

病院や施設→「大規模な固定費がかかる」

訪問看護ステーション→「アパートの1室から経営が可能」

訪問STツバメ

訪看は固定費が少ない分、社員に還元しやすいんですね。

②:訪問リハでは、インセンティブ制を導入している職場がある

訪問リハは固定費が安く、社員に還元しやすい。では、どうやって還元しているのか。

代表例がインセンティブ制度です。

訪問件数を多くこなすと、1件につき○千円など、給与に上乗せされるんです。

訪問看護ステーションのインセンティブ実例:図解

仕事や移動に慣れてくれば、一日の訪問件数を増やすことも可能です。そして、件数が一定の水準を超えたときには、きちんと自分に返ってくるんですね。

上記の金額は、実際の求人から拝借したものです。年収500万以上が十分狙えます。

訪問STツバメ

病院では、1日に20単位以上とろうが給与は一定ですよね。

実例:言語聴覚士の訪問リハ転職で、給料が14万円アップした例

病院 月給約21万

訪問 月給約35万

14万の差。無茶苦茶でかくないですか。

これは、実際に訪問STに転職した方の例です。下記のYouTubeで「訪門リハでの給料」をぶっちゃけてくれています(動画11:24〜

「sakanaの健康チャンネル」さんのYouTube

※クリックで11:24〜「訪問リハの給料公開」から再生されます。

理学療法士・OT・STの給料が上がらない理由3つ

そもそも、なぜセラピストの給料は上がらないのでしょうか。

みなさん働くなかで痛感はしているとは思いますが、整理してみました。

セラピストの給料が上がらない理由3つ

  • 国からの診療報酬は新人でもベテランでも同じ
  • 昇進のポジションが無い。特にPTは飽和状態
  • 診療報酬は年々下がっている

①:国からの診療報酬は新人でもベテランでも同じ

実際に働くなかで、「誰が介入しても報酬は同じだからね」という話題になったことがある人は多いはず。

どんなにウデを上げても、報酬は一定。

訪問STツバメ

10年目でも新人でも報酬が同じなら、施設側としても給料アップは難しいですよね。

②:昇進のポジションが無い。特にPTは飽和状態

毎年ガンガン昇給していく仕事なんて、ほとんどありません。一般企業も含めて、多くの人は「役職につく」ことで収入がアップします。

そして「リハ部」のなかの役職って部長・課長くらいしかありません。主任クラスではほとんど手当がつかないことも多いです。

訪問STツバメ

昇進したいなら、同年代のセラピストの中で「一番の出世頭になる」必要がありますね。結構ハードです。

特に理学療法士が飽和状態なのは周知の事実。2000年ごろからの養成校乱立が原因で、人が多いぶん出世競争はかなり厳しい状態に。

③:診療報酬は年々下がっている。待遇改善があっても上げ幅は少ない

リハビリ職の売り上げは診療報酬に依存しますが、これは国の一存で決まります。「国家資格=守られてる」というのは同時に「国の判断には逆らえない」ということです。

診療報酬は2年ごとに改定され、リハの報酬は年々下がっています。

大きな改定があると大変です

例えば今でこそ、リハ介入は「脳血管障害で180日まで」などの日数制限があるのが当たり前ですが、昔は日数制限とかなかったんですよね(2006年から改定)。この改定は当時、現場にかなりの混乱を生んだようです。

参考:全日本民医連「リハビリ治療に日数制限! 診療報酬改定で現場も患者も大混乱

そして2021年からの経済対策で「介護・看護分野の賃金アップ」が行われるようですが、月数千円程度にとどまります。今後リハ職も賃上げ対象になるかもしれませんが、微々たるものでしょう。

訪問STツバメ

働き方を選択するべき時代が来ていますね。

参考:TBS NEWS「看護師ら月額4,000円賃上げへ

そもそも理学療法士・OT・STの給料は、日本全体の平均年収より安い

日本平均とリハビリ職の年収比較

日本全体の平均年収436万円
リハビリ職の平均年収411万円

国税庁の発表によると、日本全体の平均年収は436万円。

これに対し、リハ職の平均年収は411万円と少し低めです。

そして訪問リハビリの年収は400万〜600万程度と言われています。

訪問STツバメ

それぞれを、もう少し深掘りしますね。

日本全体での平均年収は436万円

国税庁の発表によると、日本全体の平均年収は436万円。

この調査は建設業・製造業・サービス業など、14の業種に分類されているんですが、「医療・福祉」は14業種中9位。

医療・福祉の業種平均は401万円。そもそも医療・福祉自体が、給料が低めの業種です。

参考:国税庁「民間給与実態統計調査結果」令和元年分

理学療法士などリハ職の平均年収は411万円

厚生労働省の発表から算出すると、リハ職の平均年収は411万円くらい。

医療・福祉全体の平均、401万円よりは少しだけ高いです。かなり規模のデカい組織だと少し高めの傾向ではあります。

組織の規模によって若干の差はある

  • 408万5000円(10人以上)
  • 420万6100円(1000人以上)
  • 405万4700円(100〜999人)

参考:厚生労働省「賃金構造基本統計調査」令和2年

訪問リハビリなら年収600万を狙える

前述の通り、訪看ならインセンティブが狙えます。

それでなくても、訪問リハは平均給与が高めのことが多くて、年収は400万〜600万程度と言われています。の調査より)

インセンティブ性が導入されている「訪問リハの求人」を探すには、リハ専門の転職エージェントに相談するのが手っとり早いです。良い条件の職場を紹介してもらいましょう。

転職エージェント利用者でも、給与アップのために訪問リハ転職する人は多い

※クリックで「7:23〜病院から訪問リハへの転職者が多い」から再生されます。

上の動画は「マイナビコメディカル」と「リハノメ」がコラボしたもの。転職エージェント目線での「リハ転職の注意点」を解説しています。

この動画のなかでも、病院から訪問看護ステーションへの転職者が多いことに触れられています。(動画7:23〜

看護師と比較して、リハ職の訪看転職者は2.5〜3倍も多いとのこと。
病院などの施設では給与アップが難しいとの判断です。

動画の要点を別記事にまとめています!

訪問リハの求人を見逃さないための準備3つ

そんな訪問(訪看)リハですが、求人は決して多くないのが現状です。

なので、情報を見逃さないために、しっかりとした情報収集が必要です。

①:SNS・知人経由の求人情報にはアンテナをはっておく

転職する際に、一番手堅く「良い職場にいける可能性が高い」のは知人経由での入職だと思います。より詳しく内情が知れますからね。求人票には、不都合なことが書いてない場合もあります。

訪問STツバメ

転職で頼れるツテがあるなら、絶対使った方がいいです。

TwitterなどのSNSで求人募集をかけている訪看もありますよ!

\ 僕のTwitter経由でも情報収集できます/

②:転職サイト・エージェントに登録する

リハビリ職向けの転職エージェントには非公開求人があります。好条件な求人など、サイト登録者だけに情報開示するんです。

そもそも情報がないと応募すらできないですし、エージェントの利用は無料。機会損失を防ぐ為にも、登録しておくといいでしょう。

例えば、「」などがリハ転職に特化したエージェントの代表例。1分くらいで登録できます。

自分ではやりづらい給与面などの「条件交渉」を任せられるのもメリットですね。

訪問STツバメ

「インセンティブがある訪問リハ」を紹介してください!みたいなお願いも可能です。

別記事でリハ職向けエージェントの選び方や注意点を解説してます。

③:ハローワークの情報を定期的にチェックする

ハローワークの求人も、チェックしておくべきです。案外、地場の掘り出し求人が見つかったりします。

別記事でハローワークの求人検索方法も解説しているので、参考にして下さい。

年収が低いと感じる、理学療法士・OT・STさんは、訪問リハを検討してみては?

以上、訪問(訪看)リハの給料が高くなりやすい、構造上の解説でした。

収入の問題は、職場を変えれば解決する可能性があります。現状に満足できないセラピストさんは、どんどん行動していくべきだと思います。

リハ職の人員は飽和していくので、年々転職のハードルは上がってます。特にPTは厳しいです。

ちなみに僕はSTですが、リハビリの仕事自体は本当にいい仕事だと思ってます。もともとは営業マンでした。面と向き合って感謝の言葉を貰えるこの仕事は、とてもやりがいがあります。

リハビリ=やりがいのある仕事。
仕事を安心して続けられる選択をしていきたいですよね。

訪問STツバメ

やりがいのある仕事なだけに、収入が不安で疲弊するのはもったいない!

訪問リハの実際などは別の記事で解説しています

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