
こんちには!訪問ST(言語聴覚士)のツバメです。
介護食の専門家として、在宅医療・介護の現場で「飲み込みに困っている」方のリハビリを担当しています。
突然ですが、現場で働くなかで思うことがあります。
「減らせる介護負担は減らしましょう!」ということです。
介護者のみなさんは、結構な割合で「頑張りすぎ」な傾向にあります。
少しでも介護負担を減らして欲しい…ということで、この記事では、冷凍の宅配介護食「やわらかダイニング」の解説をします。
職業柄、過去に色んな宅配介護食を実食しました。そんな僕は、柔らかい宅配食であれば「ウェルネスダイニング
ウェルネスダイニングを推す理由
- 味・見た目からするとコスパが良い
- 柔らかさの種類が豊富&明確
- 苦手な食材を取り除けるなど、対応が良い
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さらに、この記事では以下のようなポイントを解説していきます。
「やわらか宅配食」の特徴・専門家としての口コミ


「やわらか宅配食」の主な特徴は以下のとおり
- 3種類のやらわかさが選べる
①:ほどよく(少し)柔らかい程度
②:歯茎でつぶせる程度
③:舌でつぶせる程度
- 味付は濃くも薄くもなくちょうど良い
- 介護食としては味が良い
僕は言語聴覚士という仕事がら、いろんな嚥下食(介護食)を食べてきました。
ウェルネスダイニングの「やわらか宅配食」は味も見た目もレベルが高く、「おいしい」と思えるメニューが多いです。



訪問リハで伺うご家庭でも、実際に利用されています。
実際に「やわらか宅配食」を利用した家庭の口コミ・評判


僕が仕事で伺う在宅介護中のお宅でも、実際にやわらかダイニングを利用している方は多数いました。



実際に利用している方から、以下のような感想を伺ってます。
実際に「やわらか宅配食」を利用している方の声



仕事をしながら、認知症の母を介護しています。介護食は手作りもしますが、時間がないときなどは「やわらかムース食」を利用しています。
レンジで温めるだけなので、かなり助かっています!



自宅で難病の妻を介護しています。今まで料理をしたことがなかったので、介護食作りは…自分には無理でした。
何社か宅配弁当の会社を試しましたが、「やわらかダイニング」が一番好みに合うようです。自分としても使いやすいです。
個人的には。毎日宅配されるタイプの介護食よりも、冷凍食品の方が味がよいと思いました。
ただ、冷凍庫のスペースは結構必要です。
「やわらか宅配食」を利用するメリット・デメリット


ウェルネスダイニングの「やわらか宅配食」を利用するメリットとデメリットは以下の通りです。
「やわらか宅配食」を利用するメリット


- 介護食の調理の手間が省ける
- 冷凍食品で味が安定している
- 長期保存が可能(3ヶ月以上)
- 洗い物も減らせる
「やわらか宅配食」を利用するデメリット


- 自炊と比べるとコストがかかる
- 冷凍庫のスペースが必要



「介護を時短できる」というのが一番のメリットだと思います。
もしかすると、みなさん気になるデメリットは「コスト」かもしれません。ウェルネスダイニングの「やわらか宅配食」は一食で700円台くらいします。
でも、「60分くらい時短できる」とすると凄くないですか。調理から洗い物まで省略できるなら、それくらいの時短になる人も多いはず。
そう考えると、決して高くはない値段です。
「やわらか宅配食」の外観・サイズ・賞味期限について


「やわらか宅配食」は冷凍食品です。3ヶ月以上保存可能。
パッケージに入った状態でサイズは「たて15×よこ20×高さ3.5」センチ程度(実食測定時)。
購入の際には「保存できるスペースがあるのか」も注文個数を決めるポイントです。



注文の際は、必ず「冷蔵庫のスペース」をチェックしましょう!
「やわらか宅配食」のカロリーや栄養バランスを解説


まず、前提として「高齢者に必要な1日のエネルギー量」は1,500kcal程度。これがひとつの目安になります。
さらに栄養成分としては、筋肉量維持などに重要なたんぱく質は、平均で1日50g程度必要とされています。



「やわらかさ」だけでなく「栄養バランス」も考えられていますね。
「やわらか宅配食」の3タイプを専門家が実食レポ


ここからは、ウェルネスダイニングの「やわらか宅配食」を、かんたんに実食レポします。



執筆者であるツバメは、介護食の専門家として在宅医療の分野で働いています。みなさんの参考になるよう心がけてレポします!
ほどよくやわらか宅配食の実食レポ


「豆腐ハンバーグ和風きのこソース」です。レンジで解凍するとこんな感じ。


ハンバーグのやわらかさは、箸ですっと切れる程度。きのこがとても肉厚で風味があります。こんな分厚いのはあまり冷凍介護食でみたことないですね。また、タレにとろみが付いてるので飲み込みやすいです。
上にあるポテトサラダのじゃがいもも箸で切れました。味もツナの酸味がアクセントになっていて美味しかったです。酸味は食欲を刺激するのでグッドです。
葉物類もしっとり仕上げかつ、短く切ってあるので飲み込みやすさに配慮されてますね。


ただし「ほどよくやわらか宅配食」の全てのメニューが「箸ですっと切れる」かというと、そうでないものもありました。例えば別メニューのグリルチキンなどは、箸で切れはするけど「すっと」という感じではなかったです。
どのメニューも固さチェッカーで計測すると「総入れ歯で噛みやすい」程度に柔らかくはなっていました。なのでそのようなレベルの方にオススメです。



どのメニューも味はかなり良かったです。介護食でありながら、実食が普通に僕のお昼ご飯になりました。
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かなりやわらか宅配食の実食レポ


かなりやわらか宅配食「チーズオムレツのツナマヨソース」セット。色どりが良いからか、いかにも介護食だな〜というような印象は低いです。


固さチェッカーでも計測しましたが、オムレツなど実際に歯茎でつぶせる程度のやわらかさになっていました。それでいて箸でも掴めるので絶妙な固さに思います。
オムレツにはカマンベールチーズが入ってて美味しいです。ほんのり酸味のあるソースもとろとろで喉通り良くてグッド。



かなりやわらか宅配食は、歯がない方でも噛みやすいようになってます!
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ムースやわらか宅配食の実食レポ


ムースやわらか宅配食の「タンドリーチキンセット」。これは完全に私の予想を超えたムース食でした。


まず「タンドリーチキン」がスパイシーな香りで食欲をそそります。後からほんのり鶏の風味がする感じ。
そして驚きだったのが写真奥に写っている「人参サラダ」と「玉ねぎゼリー」です。なんとこの2点はほんのり冷たいんですよ! 最初「温め時間を間違えたかな?」と思ったのですが、そんなことないはず。他の食材は全部温かいです。



これは個人的な予想なんですが、もしかすると冷たい方が美味しいものは冷ためになるよう調整されているのかもしれません。もしそうだとしたらすごい技術です…!
また、ムース食は冷めてくると食材の臭みを感じてしまうことがあるのですが、ウェルネスダイニングのものは冷めてきても美味しく頂けました。味付けの工夫などでうまくカバーしてあるように感じました。
固さは舌で潰せる程度に柔らかいタイプ。「歯がない」「飲み込みに不安がある」といった方も対象になります。
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ウェルネスダイニングにお試しセットはある?


ウェルネスダイニングの「やわらか宅配食」にお試しセットはある?
お試し専用のセットはありません。7食セットからの注文になります。
ただ、初回はお試しとして送料無料になっているのでお得です。
新規の購入者向けのクーポンはある?


ウェルネスダイニングに割引クーポンはあるのか?
ネット上で注文をしようとすると、購入画面に「クーポンコードを入力してください」と表示されます。
しかし現在のところ新規購入者向けのコードは無いようです。代わりに「購入経験のあるユーザーへ向けの割引クーポンが届くことはあるようです。



とりあえず試すときは「7食セット」ですね。
ネット注文は多数の支払い方法に対応


注文方法
ネット注文が可能です。わかりやすいサイト設計ですが、サイト内に手順の紹介もあります。
支払い方法
- クレジットカード
- 郵便・コンビニ払い(後払い)
- 代金引換(手数料324円)
- Amazon Pay
ウェルネスダイニングはどんな会社?


「やわらか宅配食」を作っている、ウェルネスダイニングについて少し解説をします。
ウェルネスダイニングは「やわらか宅配食」だけでなく「糖質制限」や「たんぱく制限」など、高齢者向けの宅配弁当を多く扱っている会社です。
実は、2024年3月までは「やわらか宅配食」は同社のなかで「やわらかダイニング」という別ブランドでした。やわらか介護食部門を統合したことで、今後さらに「介護食分野」に力を入れてくることが伺えます。
ウェルネスダイニングの会社情報は下記の通りです。
正式名称 | ウェルネスダイニング |
社名 | ウェルネスダイニング株式会社 |
住所 | 東京都江東区亀戸1-5-7 錦糸町プライムタワー2階 |
資本金 | 1,000万円 |
代表者 | 長澤 眞也 |
食材への配慮もあり好印象


「ウェルネスダイニング」は食材への配慮も感じて好印象なメーカーです。
食材への配慮で好印象なポイント
- 日本国内の工場で製造
- 食べられない食材は取り除き対応できる
まず、製品は全て国内の工場で生産しています。安心感がありますね。
さらになんと「苦手な食材の取り除き対応」もやっているんです。ここまで気が利いたサービスはなかなか無いと思います。
※主菜(肉や魚)からのみ食材取り除き可能です



その他「食材について気になること」は個別に問い合わせ対応してくれます。
ユーザーへの細かい気配りを感じるのも、僕がウェルネスダイニングを高評価している理由です。
やわらかさレベルの専門的な分類について解説


ここからは筆者が専門家目線で、介護食のやわらかさ分類について解説します。
まず、ウェルネスダイニングの「やわらか宅配食」の柔らかさを簡単にまとめると、以下のようになります。
「やわらか宅配食」のやわらかさイメージ
お弁当のタイプ | やわらかさ |
---|---|
ほどよくやわらか宅配食 | お箸ですっと切れる |
かなりやわらか宅配食 | お箸で簡単にほぐせる |
ムースやわらか宅配 | スプーンでつぶせる |
そして、同じものを専門的な「介護食の分類」で分別すると以下の表程度に相当します。
「やわらか宅配食」の専門的な分類
お弁当のタイプ | 嚥下学会分類 |
---|---|
ほどよくやわらか宅配食 | 学会分類4以上 |
かなりやわらか宅配食 | 学会分類4 |
ムースやわらか宅配食 | 学会分類3 |
上記のピラミッド表は、嚥下学会分類という専門的な分類票です。
ピラミッドの上の方にある「0j」とかはゼリー状のものなど、下の方の「4」に向かうほど、通常の食事に近づきます。
この表にあてはめると、ウェルネスダイニングの「やわらか宅配食」は、嚥下学会分類3〜4の間の柔らかさをカバーしていることが分かります。
ちなみに、学会分類2以下(ミキサー食など)の介護食は「家族と同じ食事をミキサーする」などの対応が可能。調理負担も少なめな場合も多いです。



「やわらか宅配食」は、調理負担の大きい食事形態をうまくカバーしていると思います。
参考:専門的な介護食の硬さ分類(嚥下学会分類)
結論:「やわらか宅配食」の利用で、介護負担の軽減ができます


今回は、実際に在宅介護の現場で働く人間の目線でウェルネスダイニングの「やわらか宅配食」の特徴をまとめました。
いろんな宅配介護食を実食しましたが、僕はやわらかい宅配食であれば「ウェルネスダイニング
コスト・味・柔らかさの質など、バランスが良いメーカーです。
- 夫が介護者で料理が苦手
- 介護が始まったばかりで余裕がない
- 介護が長期化していている
- 基本的には自炊するが、疲れた日は簡単に済ませたい
実際、介護食を自炊するとかなり手間がかかります。他の家族向けの普通食と分けて作る必要もあります。
楽できるところは楽をして「時間を有効活用」して欲しいなと、いつも考えています。
家庭全体のQOL(生活の質)が上がって欲しいんですよね。



開いた時間でドラマを見たり…。好きなことでリフレッシュできるようにしましょう!
\ イチ推しメーカー/
他にも記事を書いてますので、参考になると嬉しいです!
それでは、よりよい在宅生活を。