訪問ST(言語聴覚士)のツバメです。
僕は、訪問リハビリとして高齢者の食事(飲み込み)に関わる仕事をしています。
在宅で介護をしていたり、離れて暮らす高齢の両親がいる方、「食事の不安」を抱えていませんか?
ふたり暮らしでも調理が大変…。
両親の食事状況が心配…。
そんなときは、冷凍の宅配食がおすすめです。
僕のリハ訪問先でも、食事は宅食で済ませているという家庭は意外とあります。
通常食の宅配はもちろんですが、最近は「冷凍の介護食」を宅配してくれるサービスも増えています。
この記事で取り上げるワタミの宅食ダイレクト
介護食の専門家目線も交えて、特徴を解説してきますね。
しかし結論から言うと、ワタミの宅配食は「介護食」にはあまり力を入れていない印象でした。
通常食のコスパは良いのですが、高齢者向けの食事が必要な方は別のメーカーと比較するべきです。
高齢者向け宅配サービスの選び方は、こちらの記事で解説してます!
ワタミの宅食ダイレクトのおおまかな特徴
- お試しセットが試しやすい
- 冷凍食品なので、好きなタイミングで使える
- ワタミの宅食で、介護食に対応しているのは「宅食ダイレクト」だけ
今回紹介するのはワタミの宅食ダイレクト
ワタミの宅食のサービスは大きく3パターンに分かれるので次で解説します。
ワタミの宅食のサービスタイプ3つを解説。「宅食ダイレクト」は冷凍タイプのお惣菜です
ワタミの宅食は大きく3つのタイプにわかれます。
- 毎日食事を届けて欲しい!
-
①ワタミの宅食(地域の営業所から、毎日食事をお届け)
- まごころおかず:400kcal基準
- まごころ手鞠(てまり):250kcal基準
- まごころダブル:主菜が2つ。500kcal基準
- まごころ御膳:一食500kcal基準のお弁当。ご飯付き
+食べる健康習慣(お弁当・お惣菜に追加できる、健康セット)
-
- 野菜を食べる健康習慣
- フルーツを食べる健康習慣
- サラダを食べる健康習慣
- いつでも使える冷凍食品を届けてほしい!
-
②ワタミの宅食ダイレクト(冷凍惣菜)
- 冷凍惣菜:2・3・5品で選べる
- ナチュラルデリ:うまみ調味料(化学調味料)不使用のお惣菜
- 介護食:やわらかおかず、ムース食
- 調理の手順を減らしたい!
-
③かんたん調理キット
調理の下ごしらえを済ませた食材セット。10分で簡単調理。九州か東日本での取り扱い。呼び方が違います。
- お料理キット:九州限定
・すぐ楽ごはん ・しっかり野菜ごはん - ミールキット:東日本
- お料理キット:九州限定
宅食ダイレクト(冷凍食)の通常食は、お試しセットがある
宅配食には興味あるけど、まずはちょっとだけ試してみたい!
ワタミの宅食ダイレクトには、「お試し割」の4食セットがあります。
お試しセットがあるのは通常食のみですが、本当に試しやすい価格設定になっています。
通常食は「お試し割セット」あり。
- 宅食ダイレクトのお試し4食セット(通常食)
- ・いつでも三菜:2,224円(税込)
一食あたり556円
お惣菜3種類。250kcal基準
・いつでも五菜:2,668円(税込)
一食あたり667円
お惣菜5種類:350kcal基準 - ※お試し割セットは送料も無料
- ※10食セットはさらに値段がお得。一食あたり390円〜
\ 宅食ダイレクト:通常食のお試し詳細 /
宅食ダイレクト「通常食」を実食した感想はこちらの記事で解説しています。
ワタミの宅食ダイレクトは介護食(やわらか食とムース食)の取り扱いがある
実は、通常の「ワタミの宅食(地域の営業所から常温配送)」には、介護食の取り扱いがありません。
介護食の取り扱いは「宅食ダイレクト」だけです。
ワタミの宅食ダイレクト「介護食」のタイプ
- やわわらかおかず(やわらかめ)
- ムース食(舌でつぶせるレベル)
「ワタミの宅食ダイレクト」を実食した専門家目線での口コミ
僕は言語聴覚士として、在宅の介護食を選ぶアドバイスなどしています。
実際に宅食ダイレクトの介護食の「やわらかおかず」と「ムース食おかず」も実食済。
- 「やわらかおかず」は噛む力が落ちてきた人向け
- 「ムース食おかず」は舌で簡単につぶせる程やわらかい
- 味付けは標準〜少しさっぱり目に感じた
実食した感想として、味に関しては良くも悪くも「普通」。そしてスーパーのお惣菜などと比べると優しい味付けです。
ワタミの「やわらか食」と「ムース食」は、この記事で実食レポもしています。
飲み込みに不安がある人には「ワタミの宅食」よりも、さらに柔らかいメニューなどが豊富なウェルネスダイニング
ワタミよりも介護食の種類が多い。ウェルネスダイニング
ワタミの宅食ダイレクトは注文前に冷凍庫のスペース確認が必須です
惣菜が届いたものの「冷凍庫に入らない!」なんてことになったら大変です。
実は、宅食ダイレクトのパッケージ容器サイズは種類によって違います。
品数が違うので、サイズの違いは仕方ないのかもしれませんが少しやっかいです。
宅食ダイレクト、タイプ別おおよそのパッケージサイズ
- いつでも三菜:縦17.6cm×横13.6cm×高さ2.6cm
- いつでも五菜:縦16.2cm×横22.5cm×高さ2.6cm
- いつでも二菜:縦12.0cm×横12.0cm×高さ3.0cm
- ナチュラルデリ:縦17.6cm×横18.0cm×高さ4.0cm
- やわらかおかず:縦17.4cm×横12.9cm×高さ約2.4cm
- ムース食:縦17.4cm×横12.9cm×高さ2.4cm
- なめらかパン:縦11.5cm×横26.5cm×高さ4.0cm
- なめらかゼリーがゆ:縦9.5cm×横16.5cm×高さ2.5cm
ワタミの宅食ダイレクトは全国が配達エリア対応。クール(冷凍)宅急便でお届け
ワタミの宅食ダイレクト(冷凍食品)配送エリアは全国!
- 配送対応地域
日本全国(一部離島を除く) - 送料
全国一律800円 - 配送日時の指定ができます
通常のワタミの宅食(常温)は、残念ながら一部の地域には対応していません。冷凍で届く「宅食ダイレクト」の方が、配送エリアが広くなります。
配送外エリア
北海道、青森、秋田、岩手、沖縄、その他一部エリア
「宅食ダイレクト」は遠方でも使いやすいサービスですね!
宅食ダイレクトのお値段は最安で1食420円位から。定期便だと10%オフでお得
宅食ダイレクトは「定期便で、注文数が多い」ほど1食あたりの値段は安くなります。
特に、定期購入で申し込めるコースは10%オフになるのでお得です。
定期コースのお値段(10%オフ)
いつでも三菜 | いつでも五菜 | |
---|---|---|
定期7食セット | ご飯なし:3,500円 ご飯あり:4,508円 | ご飯なし:4,200円 ご飯あり:5,208円 |
定期10食セット | ご飯なし:4,230円 ※ご飯ありは取り扱いナシ 一食420円くらい | ご飯なし:5,130円 ※ご飯ありは取り扱いナシ 一食510円くらい |
送料 | 1回につき800円 | 1回につき800円 |
よく使う人は優遇される仕組みですね
初めての利用&定期購入の申し込みだと、さらに値段がお得になるキャンペーンも
ワタミの宅食ダイレクトは「初回注文」や「定期便」での注文がお得なんですが、さらに「初回から定期便」で注文するともっとお得です。
初回注文時の送料サービスキャンペーン
- そもそも、お試しセットは初回1回送料無料
- さらに初回から定期購入で申し込むと3回分の送料も無料
初回から定期で申し込むと、800円×3=2,400円分の送料がお得になります。結構デカイ。ワタミ的にはそのまま定期利用して貰いたい感じでしょうね。さすが商売上手です。
でも、とりあえず試す目的なら「お試しセット送料1回無料」でいいでしょう。十分気軽に試せます。
\ 宅食ダイレクト:通常食のお試し詳細 /
結論:ワタミの宅食ダイレクトは、一人暮らしや高齢者の介護食にオススメ
今回は宅配サービスのなかから、「ワタミの宅食ダイレクト」の特徴を紹介しました。
ワタミの宅食ダイレクトを利用するメリット・デメリットをまとめると以下の通りです。
- 調理の時短になる
- 介護負担が軽減できる
- 離れて暮らす両親に送れる
- 冷凍食品なので、必要なときだけ使える
- 「やわらか食」や「制限食」が手軽に準備できる
- お試しセットが試しやすい
- 冷凍庫のスペース確保が必要
- 配送のたびに送料がかかる(基本800円)
個人的には、好きなときに使える冷凍食品は使い勝手がよくてオススメです。
介護で疲れたときだけは冷食を使いたい
やわらか食をつくるのが大変
介護中の方だったら、上記のような具体的な悩みを解決できますよね。
あと、デメリットというか「冷凍食品は苦手」という方もいますよね。
冷凍品が苦手なら、毎日冷蔵品を届けて貰える通常のワタミの宅食
とはいえ、冷凍技術は進化しているので結構冷凍品もいけます!
まずは少量をお試ししてみるのがいいでしょう。
自宅で過ごす高齢者は年々増えてます。
使えるサービスはどんどん使って、家族全体がよりよく過ごせるようにしていきましょう。
\ 通常食:お試しセットの詳細を見る/
ワタミよりも介護食の種類が多い。ウェルネスダイニング