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理学療法士はパートでも食える!働き方を模索しないのは圧倒的に損です

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某PT

理学療法士のパートってどれくらい稼げるんだろう?

パート勤務のPTはどんな働き方をしているんだろう?

理学療法士のみなさんで、上記のようにパート勤務についての疑問はありませんか?

僕は訪問看護ステーションのパート(非常勤)STですが、実は療法士のパート勤務ってかなり割が良いと思っています。

療法士パート勤務の良い点

  • 一般的なパートより時給が良い
  • 常勤と比べて雑務が少ない
  • 常勤と比べプレッシャーも低め
  • 働いたぶんだけ臨床経験は積み上がる

リハビリ職は、職場環境におけるストレスを感じやすい仕事でもあります。場合によっては、常勤と比べてプレッシャーの低いパート勤務を選ぶのも全然アリです。

この記事ではPTのパート勤務にフォーカスして、実例や収入モデルなどを紹介します。

僕の周りのPTさん達の実例をもとにしますので、参考になると嬉しいです。

ツバメ

この記事を書いている私も、訪看のパートSTです

目次

パートPT(非常勤)を選択している人の実例

まずは、パートPTのみなさんがどのようなスタイルで働いているのか、その実例を紹介します。

下記のようなパートPTさんがいます

  • 育児と両立したパート勤務
  • パート勤務しながら開業
  • パートの掛け持ちで生活

育児と両立したパート勤務

出産・育児をきっかけにパート勤務へ転向。特に女性の場合に、このパターンが多いと思います。

うちの訪看にも、子育ての状況に応じて「常勤」と「パート勤務」を行き来している職員さんがいます。

そのままパート先の常勤に戻れるのはメリットですね。

某PT

子供の迎えなど、余裕を持って動けるのでパート勤務をしています

パート勤務しながら開業

パートしながらの開業。僕の周りにも多いパターンです。この作戦がとれるので、PTは一般的な職種の開業と比べてリスクが低いです。整体院、ヨガインストラクラー、インソール事業など、僕の身内だけでも複数のパターンがあります。

某PT

整体院を開業しましたが、基本の生活費は訪看パート勤務で稼いでます。

某PT

インソール事業が駆け出しの頃は、空いた時間をパートで埋めていました。

※PTの開業独立パターンは、下記の別記事で詳しく解説しています。

パートの掛け持ちで生活

パート勤務の掛け持ちをしているPTもいます。複数の領域に興味がある場合や、常勤のプレッシャーから解放されたい場合に有利ですね。

同僚のPTは、本業とは全く関係ない分野で「チャレンジしたいこと」があるのを理由にパート勤務をしていました。実際週5日位の勤務をしていまいたが、余計な雑務がないので時間を捻出しやすいと言っていました。

パート勤務は掛け持ちしたとしても、余計な雑務が増えにくいのもメリットです。

某PT

老健と訪問看護ステーションのパートPTを掛け持ちしています。

パートPTの勤務先は訪問看護ステーションがオススメ

パートPTの勤務先としては、老健やデイサービス・クリニックなど様々な選択肢があります。しかし個人的には「訪問看護ステーション(訪看)」での勤務をおすすめします。

なぜなら、訪看は報酬も生活の自由度も高い場合が多いからです。

特に、時給ではなく訪問一件あたりの歩合制で働く場合はかなり自由度が高いです。

訪看パートは自由度が高い

  • 現場からの直行&直帰が可能
  • お昼休みは一回家に帰る
  • 空き時間に役場に寄る
  • 訪問の帰りに買い物する

歩合制では多くの場合、空き時間は自分の為に使って大丈夫です。なので上記のような効率的な行動ができるんですよね。もちろん、会社により自由度の度合いは違いますが。

僕が働いている訪看は、カルテ記録などのタブレット端末が支給されているので事務所に寄る必要もありません。なので、かなり自由度が高いです。

訪看の歩合パートは一件あたり2,500~3,500円程度貰える

訪看リハで歩合制の場合、訪問一件あたり2,500~3,500円程度の報酬を貰えるところも多いです。

介入に対してのカルテ記入なども、慣れたところでは5分も掛かりません。ただし、初期介入時などは、情報収集などする必要もあるので準備時間など長くなりがちです。

訪看パートPTの歩合例

介入時間一件あたりの報酬
40分介入2,500円(別途交通費)
60分介入3,500円(別途交通費)
※介入時間とは別途にカルテ記入なども必要

移動はマイカー移動が前提の場合もありますし、バイクで移動や、会社の電動自転車を使う場合など様々。

ですが、ガソリン代・移動時間・カルテ記入などを加味しても時給換算で2,000円を超えるところは多いでしょう。

僕の訪看もマイカー移動スタイルですが、時給換算すると2,500円くらいになりますね。一件ごとに別途ガソリン代も支給されます。

※訪看パート勤務の実情を詳しく知りたい方は、下記の記事を参考にして下さい。

PTは一般的なアルバイトよりだいぶ時給が良い

2022年現在、日本のパート・アルバイトの平均時給は1,200円くらいです。2021年は1,100円くらいだったので、上昇傾向にはありますが先進国としては低め。

この数値は全国平均なので、地方だと時給1,000円を切るところも多くなります。最低賃金の全国区平均は960円程度にとどまります。

それに対して、パートPTの時給1,500円以上などが珍しくありません。前述の通り、訪看の場合2,000円以上になることもザラです。

国家資格を保持した専門職なので高時給になるのは当たり前ですが、これはかなりのメリットですよね。

特に「出世欲があまりない人」や「仕事に意外にもやりたいことがある人」などは、パートという選択肢は魅力的と言えるでしょう。

参考:バイトルマガジン「2022年5月度 アルバイト平均時給調査」 、厚生労働省「令和4年度 地域別最低賃金 答申状況

人によってはパートPTだけで十分生活できる

続いて「パートPTだけで生活できるのか?」という点について考えます。

仮に時給1,500円で8時間、月に22日を働いたとすると「26万4,000円」になります。

パートではボーナスが出ない場合が大半なので、年収は単純に12倍としましょう。年収316万8,000円です。

時給ごとの月収・年収を一覧にしておきます

時給勤務日数月収年収
1,500円月22日勤務(週5位)26万4,000円316万8,000円
1,500円月18日勤務(週4位)21万6,000円259万2,000円
2,000円月22日勤務(週5位)35万2,000円422万4,000円
2,000円月18日勤務(週4位)28万8,000円345万6,000円
※8時間労働で計算

時給2,000円なら週4勤務でも年収350万に近いんですね。もちろん、ここから社会保障費などを払う必要があるので注意は必要です。

でもぶっちゃけ、これだけ貰えればパートでも生活出来ちゃいますよね。

パート勤務と常勤で年収が変わらない場合も

前述の「パートPTの時給と年収一覧」をみても、パート勤務の割の良さはわかると思います。

むしろ、常勤の年収とほぼ変わらないというケースも多いでしょう。実際に、同僚のPTは「老健の常勤」から「老健と訪看のパート掛け持ち」へと働き方を変えましたが、年収はほぼ変わらなかったそうです。

常勤ならではの雑務やプレッシャーから解放されたのもあって「常勤に戻る理由が見つからないとさえ言っていました。

パートPTと副業で暮らすのも一つの正解

2018年には国が副業を解禁しましたし、間違いなく今後の日本は「副業」が当たり前になっていきます。

これからのことを考えると、パートPTと副業で生活をするのもあり。むしろひとつの正解にすら思えます。

PTのスキルを活かせる副業例

時給タイプの副業
非常勤勤務
アルバイト
セミナー講師
ストック収入タイプの副業ブログ
SNSでの発信
コンテンツ販売
YouTuber

PTの副業については、別記事で詳しく解説しています。

参考:「free」副業解禁はいつから?副業の実際と注意点

パートPTは効率が良い。もはや検討しないのは損とも思える

今回はパートPTの実情についての記事でした。

よくよく考えると、出世欲がない人にとってパート勤務は最良の選択肢にすら思えます。

世間的には、どんどん副業がやりやすくなっている状況にもなっています。

「パートPTと副業」で生計をたてるという暮らし方をする人は増えるでしょう。

リハノミライでは、これからのPTの働き方についての記事を書いています。参考になると嬉しいです。

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