言語聴覚士のツバメです。訪問リハビリの仕事で、在宅介護のご家庭をまわっています。
高齢者向けの冷凍宅配食を探していると、普通食に近いものから、やわらか食・ムース食まで種類が多く、どれを選べばいいか迷うことがあります。
この記事で紹介する「食楽膳(しょくらくぜん)」は「SOMPOケアフーズ」が販売している高齢者向けの冷凍宅配食サービス。多数のラインナップがあり、食べる力や食事量に合わせて選びやすいのが特徴です。
食楽膳の介護食ラインナップ
- 食楽膳ソフト
- 食楽膳ムース
- 食楽膳ピューレ
この記事では食楽膳の商品ラインナップそれぞれについて、価格や送料などを整理して解説します。
あわせて、実際に各メニューを食べた実食レポも紹介します。食楽膳を試すか迷っている方は参考にしてみてください。
▼公式サイトはこちら
食楽膳の介護食ラインナップ


【食楽膳】
![]()
![]()
そのなかでも介護食のラインナップは以下の通り。
食楽膳で取り扱っている介護食
| 種類 | 向いてる人 | 食形態・栄養の目安 | 1食あたりの最安価格 |
|---|---|---|---|
| 食楽膳ソフト | 硬いものが噛みにくい方 | 歯ぐきで噛めるやわらかさ | 約773円〜 |
| 食楽膳ムース | 通常の食事が飲み込みにくい方 | 舌でつぶせるやわらかさ | 約639円〜 |
| 食楽膳ピューレ | 口に食べ物が残りやすい方向け | そのまま飲み込みやすいピューレ状 | 約1,015円〜(1日分セット) |
※通常送料は地域によって異なります。本州・四国・九州は800円、北海道は1,380円、沖縄は2,200円が目安です。
噛む力が落ちてきた方であればソフト。さらにやわらかいものが必要な方にはムースやピューレというように、状態に合わせて選びやすくなっています。
通常食の食楽膳はこちらの記事で解説してます


食楽膳の介護食の特徴と実食レポ


ここからは、食楽膳の各ラインナップの特徴と、実際に食べてみた感想をまとめていきます。
それぞれの特徴解説&実食にジャンプ
食楽膳ソフトの特徴




ソフト食は、噛みにくい方向けのやわらかい食事です。
ソフト食の特徴
| 項目 | 説明 |
|---|---|
| 向いている人 | 食事がかみづらくなった方 |
| 硬さの表現 | 歯茎で噛める硬さ |
| 備考 | 好きなメニューを選んで注文できる |
公式では「歯ぐきで噛める硬さ」とされています。「普通の食事は少し噛みにくいけれど、ムース食までは必要ない」という方にとって、選択肢になりやすいシリーズです。
食楽膳のやわらか食は「メディカルフードサービス」というメーカーのMFSやわらか食が採用されています。
食楽膳ソフト食の実食レポ


ソフト食「鮭のちゃんちゃん焼き」は、鮭や野菜の形を残しながら、全体をやわらかく仕上げたメニューでした。
鮭には食欲を誘う味噌味がついており、付け合わせのキャベツにも味がなじんでいます。にんじんやグリーンピースは甘みが強く、野菜の風味が印象に残りました。
鮭は箸ですんなり切れ、ほとんど力を入れずにほぐせます。ひじきの煮物にはとろみがあり、細い食材が口の中でばらばらに広がりにくいよう配慮されていました。こういった配慮は好印象です。大豆もやわらかく仕上がっていました。
一方、冷めてくると鮭のにおいが少し気になるかもしれません。こういった変化は魚の介護食で起きやすく思います。今回のメニューは、温かいうちに食べたほうがよさそうに感じました。
食楽膳ムースの特徴




ムースは、舌でつぶせるやわらかさのシリーズです。
噛む力がかなり落ちてきた方や、かたい食材が食べにくい方に向いています。ムース食は見た目や味の印象も重要なので、実際に食べた感想を確認していきます。
食楽膳ムースの実食レポ


食楽膳ムースでは「牛すき煮」を実食しました。
こちらはムース食というだけあり、スプーンで簡単に切れ「舌で押しつぶせるレベル」に柔らかい食事でした。全体的に癖の少ない素直な味付けですね。食材の風味を強く出すタイプではありませんが、幅広い人が食べやすい無難な仕上がりと言えそうです。
実食していて気になったのは、ほうれん草とイカの副菜が、それぞれ少し冷たく感じられたことです。加熱後の温度にばらつきがある場合は「10秒ずつ追加加熱で調整」という風にパッケージにも記載がありました。
ムース食レベルになると、加熱時間もシビアになってきます。電子レンジでの個体差もあると思うので、微調整して対応しましょう。
食楽膳ピューレの特徴




ピューレは、口の中に食べ物が残りやすい方向けのシリーズです。
食楽膳の中でも、よりなめらかな食形態になります。今回、同タイプの市販品を実食したのでレポートします。
食楽膳ピューレの実食レポ


「なめらか野菜 かぼちゃ」は電子レンジで温めると、かぼちゃのポタージュに近い見た目になります。スプーンですくった感じは少しもったりした質感です。これは噛まなくてよいレベルの商品ですね。
口に入れると、とろりとなめらか。強い粘りやべたつきは感じにくく、かぼちゃの自然な甘みと風味が穏やかに広がりました。
1袋75gと量は多くないため、多数のメニューを組み合わせて注文する形になります。食楽膳の公式サイトでは好きなものを選んでセット注文がしやすいようになっているので、そちらをチェックしてみて下さい。
食楽膳を選ぶときの注意点


食楽膳は宅配でご自宅に届きます。注文した後に困らないよう、事前に確認しておくべきポイントをまとめます。
冷凍庫のスペースなどを確認しておく


食楽膳などの冷凍食を注文するとき、まず注意したいのは冷凍庫のスペースです。
7食〜28食など、まとめて購入する場合は冷凍庫に入るかどうかを事前に確認しておく必要があります。
特に、冷凍食品がすでに多い家庭では、注文前に冷凍庫の空きスペースを確認しておいた方が安心です。
冷凍商品と常温商品で送料が分かれる
食楽膳は冷凍商品と常温商品を同時にご購入の場合、それぞれに送料がかかります。
冷凍商品と常温商品をまとめて注文する場合は、送料の合計も確認しておきましょう。
| 配達エリア | 標準 | 麺類・サイドメニューのみ |
|---|---|---|
| 北海道 | 1,380円 | 1,750円 |
| 本州・四国・九州 | 800円 | 1,380円 |
| 沖縄 | 2,200円 | 3,360円 |
例えばピューレは常温商品として扱われています。冷凍商品と同時に購入する場合は、注意が必要です。
飲み込みに不安がある場合は専門家に相談する
食楽膳が取り扱っているソフト、ムース、ピューレなどの食事は、噛む力や飲み込む力に関わる商品です。介護食と呼ばれることもあります。
これらは、対象者にとってどのレベルが適切か自己判断が
しづらいものです。必ず、事前に専門家の意見を聞いておきましょう。
「やわらかそうだから大丈夫」と自己判断するのではなく、むせやすい、飲み込みに不安がある、口の中に食べ物が残りやすいといった場合は、医師・管理栄養士・言語聴覚士などに相談しながら選ぶことをおすすめします。
食楽膳の解説まとめ




食楽膳(しょくらくぜん)は、SOMPOケアフーズが販売している高齢者向けの冷凍惣菜宅配サービスです。
今回ご紹介したソフト食やムース食、ピューレ食などを選ぶ場合は、噛む力や飲み込む力に合っているかを確認することが大切です。必ず専門家の意見を聞くようにしましょう。
食楽膳の公式サイトはこちら
宅配食をうまく使うと、生活や介護の負担をグッと減らすことができます。
このブログではその他のメーカーについても解説をしていますので、別記事も参考にしてみてください。








