医療・介護・リハビリ分野の仕事に活かせる傑作映画21本!言語聴覚士のおすすめ

医療、介護、リハビリの仕事に活かせる映画
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訪問STツバメ

訪問ST(言語聴覚士)のツバメです。

僕は年に、100本くらいは映画を見ます。映画って本当に素晴らしくて人生の指針になったりするものもありますよね。

そこで今回は、リハビリや医療・介護の現場で働く方にぜひともおすすめしたい映画をまとめました。

調べた段階(2020年9月)で、今回紹介した作品は

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目次

医療・介護・リハビリ分野の仕事に活かせる洋画11本

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ここからは邦画です

最強のふたり(頸椎損傷)

2011年・フランス・112分

頸椎損傷の大金持ちとスラム出身の黒人ヘルパーの交流

世界中で大ヒットし、フランスでの歴代観客動員数で3位(フランス映画のみの歴代観客動員数では2位)となる大ヒット作となった作品。

頸髄損傷で体が不自由な富豪と、その介護人となった貧困層の黒人の若者。ふたりの交流を、ユーモラスに描いたヒューマンドラマ。

おすすめポイント

医療・介護関係者必見です。すべてのジャンルのなかでも僕のトップ10に入る映画です。とにかく、障害のある人との関わり方・偏見を持たないことの大切さを気づかせてくれる。介護人ドリスの対応は不謹慎なんだけど超自然体。それが大富豪フィリップには心地よいものなんでしょうね。実話ベースの作品です。ハリウッドでもリメイクされていましたね。ふたりでミュージカルを観に行くシーンが好きです。

英国王のスピーチ(吃音)

2010・イギリス/オーストラリア・118分

吃音の国王がスピーチするってんだからもう大変

吃音(きつおん)に悩む英国王ジョージ6世が周囲の力を借りながら克服し、国民に愛される王になるまでを描く実話に基づく感動作。幼いころから、ずっと吃音(きつおん)に悩んできたジョージ6世。厳格な父からさまざまな式典でスピーチを命じられるがうまくいかず、スピーチ矯正の専門家ライオネルの指導を受けることに。

おすすめポイント

言語聴覚士ならマストでみておくべき作品です。吃音の演技が素晴らしい。ブロックの感じとか、しっかりと研究して役に挑んでいますね。言語聴覚士なんて呼び方はまだない時代ですが、現代にも通用するエッセンスが詰まっていると思います。国王相手に物怖じせず対等な対応をする「変人ライオネル」の魅力は凄まじいです。たくさん賞をとったので、観たことある人も多いでしょうか。こちらも実話が元になっています。

潜水服は蝶の夢を見る(閉じ込め症候群)

2008・フランス/アメリカ・112分

閉じ込め症候群(ロックト・インシンドローム)×映像美

ファッション誌「ELLE(エル)」の編集長ボビー。華やかな人生を送っていたが、脳梗塞で閉じ込め症候群に。原作は、左目のまぶた以外動かないボビー自身が20万回のまばたきでつづった自伝小説。シリアスな展開の中に温かいユーモアが味わえる一方、独特の映像美も魅力。意識ははっきりしているにもかかわらず言葉を発することができない彼に、言語療法士のアンリエットはまばたきでのコミュニケーションを教える。

おすすめポイント

こちらも言語聴覚士ならマストな作品。こんなに代替コミュニケーションにスポットが当たる映画は他にないのでは。これもやはり実話がベースですが、その映像美も非常に評価が高いです。僕はボビーが脳梗塞を発症するあたりのシーンの映像表現が深く印象に残っています。それにしても、タイトルからしてさすが出版社の編集長といったセンスですよね。

サウンドオブメタル(聴力喪失)

2019・アメリカ・120分

アカデミー賞2部門を受賞。音響表現で魅せる失聴

ドラマーのルーベンは恋人ルーとバンドを組み、トレーラーハウスでアメリカ各地をライブで回る日々。しかしある日、ルーベンの耳がほとんど聞こえなくなってしまう。医師から回復の見込みはないと告げられた彼は自暴自棄に陥るが、ルーに勧められ、ろう者支援コミュニティへの参加を決意する。アカデミー賞主演男優、助演男優など6部門にノミネート。編集賞と音響賞の2部門を受賞。ちなみにAmazonプライムビデオオリジナルの作品です。

おすすめポイント

言語聴覚士ならマストな名作が久々に出ました。サウンド・オブ・メタルの見どころは、やはりアカデミー賞も受賞した「音響表現」です。聴力を失っていく過程を、うまく映画として表現しています。ポスターでネタバレしているので触れますが、聴力を失ったルーベンは後に人工内耳手術を決意します。期待と現実のギャップ、障害受容することの難しさはドキュメンタリーを超えた生々しさを感じる程でした。必見です。

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博士と彼女のセオリー(ALS)

2014・イギリス・124分

ALSの天才物理学者、ホーキング博士の恋

2018年に亡くなった理論物理学者のスティーヴン・ホーキング博士の自伝的映画。1960年代、ケンブリッジ大学で物理学を学んでいたスティーヴン・ホーキングは、同じ大学で文学を学んでいるジェーン・ワイルドと恋に落ちる。しかし、スティーヴンには体が徐々に動かなくなるという謎の症状が現れはじめる。ついには倒れてしまい、医者からはALSという難病と余命2年の宣告。周囲の反対を押し切り、二人は結婚する。

おすすめポイント

ホーキング博士。ALSでありながら、ブラックホールの特異点定理を発表し、世界的に名を知られた天才物理学者です。そんな彼の人生を「障害」とうよりも、彼自身の「恋」や「結婚生活」にスポットが当てて描いている点が特徴じゃないでしょうか。しかし、圧巻なのは博士役エディ・レッドメインの演技。徐々に全身が動かなくなってく様子を、これは本人なのか?と思えるレベルで演じています。のちに彼は合成音声を使用するようになり、言語聴覚士的な役割での看護師も登場します。合成音声でおどける博士が大好きです。

レナードの朝(嗜眠性脳炎・パーキンソン病)

1990年・アメリカ・121分

30年ぶりの目覚め!パーキンソン病の治療薬が起こした奇跡

1969年、ブロンクス。慢性神経病患者専門のベインブリッジ病院に赴任してきたマルコム・セイヤー(ロビン・ウィリアムズ)は寝たきりの患者たちに、反射神経だけは残っていることを発見する。彼の患者の中で最も重症なのはレナード(ロバート・デ・ニーロ)という男。彼は11歳の時発病し、以来30年ものあいだ半昏睡状態で入院していた。何とか彼を救おうとしたセイヤーはまだ公式に認められていないパーキンソン氏病患者用のLドーパを使ってレナードの機能回復を試みる。そしてある朝、ついにレナードはめざめを迎えた。

おすすめポイント

これこそ衝撃の実話に基づいた作品でしょう。原作との相違点などありますが、これが実話だというのは本当に驚き。パーキンソン病の話だと勘違いされがちですが、これは嗜眠性脳炎という病気の話です。その患者に対してパーキンソン病の治療薬(Lドーパ)が効果を示した、という内容です。でもパーキンソン病も出てきます。矛盾歩行とか観れますよ。レナードは長い眠りから目覚めるのですが、、あぁもうダメだ。涙。ちなみに先生役のロビン・ウイリアムスですが、実物の先生とそっくりらしいです。

ドントウォーリー(半身不随・アルコール中毒)

2018年・アメリカ・113分

「JOKER」のホアキン・フェニックス主演。半身不随・アル中の再起

2014年に死去したロビン・ウィリアムズが自身の主演で映画化の構想を暖めていた「風刺漫画家ジョン・キャラハン」の半生をホアキン・フェニックス主演で映画化。アル中のキャラハンは、自動車事故により車いすでの生活を余儀なくされる。さらに酒に溺れるキャラハンだったが、あるきっかけから自分を憐れむことをやめ、不自由な手で絵を描く風刺漫画家としての人生をスタートさせる。再起物語でありながら、ブラックユーモアも光る作品。

おすすめポイント

JOKERでときめくホアキン様ですが、前年にはこんな映画に出ていました。いくつも映画を挙げてきましたが「障害を受け入れ、再起していく様」というのはこの映画が一番強く描いているのではないでしょうか。医療・介護関係者はぜひ観て欲しいです。キャラハンは映画のなかで、グループセラピーに参加しているのですが、ああいうのって海外の方が活発ですよね。日本でも増えるといいなと思うのですが。

ものすごくうるさくて、ありえないほど近い(アスペルガー症候群)

2011・アメリカ・129分

自閉症スペクトラムの少年と、家族の絆に泣ける

大好きな父親を911のアメリカ同時多発テロで亡くした少年オスカーが、父親の残した鍵の謎を探るべくニューヨーク中を奔走する姿を描く感動ドラマ。ジョナサン・サフラン・フォアのベストセラー小説を、トム・ハンクスとサンドラ・ブロックという二人のアカデミー賞受賞俳優の共演で映画化。

おすすめポイント

泣けます。大きなテーマは911の同時多発テロと家族についてですが、主人公のオスカーはアスペルガー症候群疑いの少年なんですね。僕は受け持ったことはないんですが、小児系の人や発達障害のお子さんがいる親御さんから観ても「あぁ、こんな感じあるよね」って思えるみたいです。僕は号泣しました。後半の展開がすばらしい作品です。

ミリオンダラーベイビー(見て確かめて欲しい)

2004年・アメリカ・133分(R15+)

生きることについて考えさせられる。イーストウッド渾身の名作

クリント・イーストウッド監督25作目の作品。ロサンゼルスの寂れたボクシングジムの門を叩いた田舎育ちの女、マギー。ジムのオーナー兼トレーナーのフランキーは彼女を拒んでいたが、彼女の真剣さに打たれ、トレーナーとなる。お互いに父娘の関係をなくしている2人は、激しいトレーニングの中で人間的に歩み寄っていく。アカデミー賞作品賞、監督賞、主演女優賞、助演男優賞の主要4部門を受賞した話題作。

おすすめポイント

物語の特性から、あまり多くのことは語らない方がいい作品。本当に胸を締め付けられます。その内容から、本国では賛否両論あるみたいですが。医療・介護関係者にとって、とても重要なテーマを描いています。レビューなどもあると思いますが、重めのテーマが大丈夫な方は情報入れずに観るのをオススメします。私は最初に観た日は頭がいっぱいになりました。でも「ロッキー」のような爽快感のあるシーンも多いですよ。

カッコーの巣の上で(精神疾患・吃音)

1975年・アメリカ・133分

精神病棟でのヒューマンドラマ。終盤の展開は胸が痛い

刑務所の強制労働から逃れるため精神異常を装い、精神病院に入ったマクマーフィ(ジャック・ニコルソン)。絶対的な管理体制をしくラチェット婦長のやり方に反発を覚える。マクマーフィは、管理されることに慣れ、無気力になっていた入院患者たちに生きる希望と活力を与えようとする。人間の尊厳と社会の不条理を描いたヒューマンドラマの名作。

おすすめポイント

精神病棟のお話です。主人公マクマーフィのキャラクターが非常に魅力的。精神病だと偽って入院してくるくらいなので、なかなかのクソ野郎ですが、憎めない男です。入院患者たちの個性が強くて面白い。言語聴覚士としては、吃音を持つ青年、ビリーの存在が気になるところです(重要な役)。また、若き日のクリストファー・ロイド(バック・トゥ・ザ・フューチャーのドクことエメット・ブラウン博士役)も拝めるので僕は大満足です。終盤の展開は胸に来るものがあります。

レインマン(自閉症・サヴァン症候群)

1989年・アメリカ・134分

サヴァン症候群の兄がいた?遺産目当てに旅路をともに…

高級外車ディーラーのチャーリー(トム・クルーズ)は、絶縁状態にあった父の訃報を聞き、遺産目当てに帰省する。ところが、遺産の300万ドルは全て匿名の人物に相続されることとなっていた。その匿名の人物こそが存在すら知らなかった兄、レイモンド(ダスティン・ホフマン)。サヴァン症候群である兄は施設に入っており、遺産を手に入れたいチャーリーは兄レイモンドを強引に連れ出し、ロサンゼルスに戻ろうとする。その道中でレイモンドの持つ特殊な才能と、幼い頃に彼と交わした交流を思い出す。

おすすめポイント

ちょっと重い映画の割合が多いので、ハートウォーミングなやつを。自閉症でサヴァン症候群の話ですね。ロードムービー的な側面もあって、楽しく見れると思います。個人的には、レイモンドの特殊な能力の活かし方が、ああ~適材適所!という感じで好きですね。男の子は真似したくなる感じです。

医療・介護・リハビリ分野の仕事に活かせる傑作邦画10本

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ここからは邦画です

こんな夜更けにバナナかよ(筋ジストロフィー)

2020日本アカデミー賞
最優秀助演女優賞ノミネート
高畑充希

こんな夜更けにバナナかよ:ポスター
2018年・日本・120分
出演:大泉洋、高畑充希、三浦春馬、他

大泉洋がどんぴしゃハマり役。難病だがパワフルに周囲を巻き込む男

難病におかされながらも、自らの夢や欲に素直に生き、皆に愛され続けた実在の人物・鹿野靖明さんをモデルにした映画。筋肉が徐々に衰える難病・筋ジストロフィーを12歳の時に発症した鹿野。そのワガママぶりで周囲振り回し続けるが、どこか憎めない愛される存在。そんな鹿野とボランティアをしている医学生・田中。新人ボランティアの美咲に恋をし、田中にラブレターの代筆を頼む鹿野だったが、実は美咲は田中と付き合っていて…

おすすめポイント

「笑えて」「泣ける」という言葉がぴったりの作品。主演を務めた大泉さんがとにかくハマり役。ちょっとワガママすぎるところもありますが、その自分らしく生きる様にはいろんな意味で心を動かされます。また、障害がある人との関わり方も考えさせられますね。ここまで極端なくても、こういうタイプの人っていますし、これ実話ベースですからね(笑)。

志乃ちゃんは自分の名前が言えない(吃音)

言語聴覚士が監修に参加

志乃ちゃんは自分の名前が言えない:ポスター
2017年・日本・110分
出演:南沙良、蒔田彩珠、萩原利久、他

吃音を抱える志乃ちゃんが「自分」を伝えられるまで

高校1年生の大島志乃は上手く言葉を話せない。自己紹介で失敗し、からかわれたのをきっかけに、周囲と馴染めずにいた。そんな時、ひょんなことから校舎裏で同級生の加代と出会う。人と距離を置き卑屈になりがちな志乃だったが、加代から「一緒に音楽をやらないか」と誘われたのをきっかけに、少しずつ変わっていく。ふたりで過ごす夏休みが平穏に過ぎていくと思っていた志乃だったが、自分をからかった同級生の男子・菊地が強引に参加することになり…

おすすめポイント

「吃音」を抱える志乃を演じた南沙良さんの演技に注目です。言葉がでない様子もそうですが、コンプレックスを吐き出すような体当たりな演技も素晴らしいです。舞台は90年代でしょうか。いまほど吃音という言葉も浸透しておらず、クラスの中では単に「変わり者」といった扱いをされてしまいます。また、音楽映画の側面もあり、邦楽・洋楽ともにロック曲が劇中に登場します。女子高生が歌う「THEE MICHELLE GUN ELEPHANT」が聞けるのは個人的にポイント高いです。

学校Ⅱ(養護学校)

映画「学校2」の画像
1996年・日本・122分
出演:西田敏行、吉岡秀隆、いしだあゆみ、浜崎あゆみ、他

養護学校での日常から、障害への関わり方を学べる作品。

山田洋次監督による「学校」シリーズ2作目。北海道の高等養護学校を舞台に、問題児ふたりの成長とそれを見守る教師の姿を描く。竜平は竜別高等養護学校の教師。卒業を間近に控えたある日、生徒の高志と佑矢が寮に戻ってこない。どうやらふたりは旭川のコンサートへと行ったようで、若手教師・小林と共に車で旭川へ向かうことに。車中で竜平はこの3年間を振り返る…

おすすめポイント

90年代の作品なので、今の養護学校と違う点もあるでしょうが、授業の雰囲気やトラブル対応・就職なども描かれています。色んなタイプの生徒が登場するので、障害のある人と接する際の参考にもなるでしょう。西田敏行演じる竜平の「正解なんてわからないから、それを探すんだよ」というセリフが僕には印象的でした。また、浜崎あゆみさんなどをはじめ、意外すぎるキャストも多数のため、その目線でも楽しめると思います。

ガチ☆ボーイ(記憶障害)

映画:ガチボーイ
2007年・日本・120分
出演:佐藤隆太、紗栄子、向井理、仲里依紗、他

記憶がないからガチンコに? 健忘の代償手段も参考になる作品

学生プロレス団体HWAは北海道学院大学のプロレス研究会。前チャンピオンのドロップキック佐田が引退して以来、盛り上がりのない試合が続いていた。そんなある日、秀才として有名な五十嵐が入部してくる。五十嵐は熱心に練習し、あらゆる事をメモするが、どこか様子がおかしい。プロレス特有の「お約束」が覚えられず、どの試合も「ガチンコ」になってしまうのだ。実は五十嵐は事故により、眠ると事故以降からその日までの記憶が消える「高次脳機能障害」を抱えていた…

おすすめポイント

いわゆる「前方性健忘」だと思われる、記憶障害を抱えた青年が主人公です。佐藤隆太さんの明るいキャラクターが映画にとてもマッチしてますね。リハ関係者の目線としては、忘れてしまうことに大してメモや張り紙で対応している「代償手段」をきちんと描いている映画だと思いました。参考になります。プロレスに興味がない方でも、全然観て大丈夫な映画です。主人公、五十嵐の一生懸命さは胸に響くし、元気をもらえる作品です。

映画 聲の形(聴覚障害)

映画:聲の形
2016年・日本・129分

コミュニケーションとはなんだろうと考えさせられるアニメ作品

ガキ大将だった小学6年生の石田将也は、耳が聴こえない転入生の少女、西宮硝子へ無邪気な好奇心を持つ。うまく、自分の想いを伝えられないふたりはすれ違い、分かり合えないまま、ある日硝子は転校してしまう。5年後、別々の場所で高校生へと成長したふたり。あの日以来、伝えたい想いを内に抱えていた将也は硝子のもとを訪れる。「俺と西宮、友達になれるかな?」再会したふたりは、今まで距離を置いていた同級生たちに会いに行く。止まっていた時間が少しずつ動きだし、ふたりの世界は変わっていったように見えたが…

おすすめポイント

おすすめポイントこちらは漫画が原作なのでそちらもオススメです。むしろ、よく映画の尺にまとめられたなと脱帽です。聴覚障害がテーマではありますが、甘酸っぱい青春を描いた作品。そもそも「伝える」とは、「こえ」とは何だろうということを考えさせてくれます。手話なども登場しますが、そもそも「喋ること」だけがコミュニケーションではないんですよね。普段あまりアニメを観ない人でも、医療・福祉関係の方なら特に観てもらいたい作品です。泣けます。

パーフェクト ・レボリューション(脳性まひ・障害者の性)

映画:パーフェクトレボリューション
2017年・日本・117分
出演:リリー・フランキー、清野菜名、小池栄子、他

介護士さんにもおすすめ。障害者のセクシャルと恋を描く

クマは身体障害者。幼少期に脳性まひを患い、手足を思うように動かせず車椅子生活をしている。彼はセックスが大好きで、身体障害者にとっての性への理解を訴えるため出版などの活動している。そんな彼が、ある日、美少女・ミツと出会う。障害者であるにもかかわらず、いきいきと生きているクマに、ミツは「あなたとわたしみたいなのが幸せになれたら、それってすごいことだと思わない?」と問いかける。いま、ふたりの究極の恋愛が始まった。

おすすめポイント

「障害者の恋愛」だけでなく「性」についても描いた作品。主人公クマのモデルとなっているのは、原作者でもあり、実際に障害者の性・風俗について発信している、熊篠慶彦氏。天真爛漫なミツに引っ張られる形での、ふたりのはちゃめちゃな恋愛は観ていて面白いです。また、クマ役のリリー・フランキーさんと、ヘルパー役の小池栄子さん、このおふたりの演技も、付き合いの長い介護者・被介護者の雰囲気を上手に出されていると思います。介護士の方とかは特にオススメです。

37セカンズ(脳性まひ)

映画37セカンズ
2020年・日本/アメリカ・115分
出演:佳山明、神野三鈴、大東駿介、他

脳性まひの少女の成長。障害のある若い方と接するなら特におすすめ

⽣まれた時にたった 37秒間呼吸が⽌まっていたことが原因で、⼿⾜が⾃由に動かない「脳性まひ」になった主⼈公・貴⽥ユマ。23歳の彼女は、親友の漫画家のゴーストライター。作品を自分のものとして出せないことへの寂しさや⻭がゆさ、そしてシングルマザーでユマに対して過保護になってしまう⺟との⽣活に息苦しさを感じていた。そんな時、ある出来事をきっかけに、ユマの⼈⽣は⼤きく変わり、⾃らの⼒で『新しい世界』を切り開いていくことになる。

おすすめポイント

主演の女優さんが実際に「脳性まひ」だということは、この作品のクオリティを高くした要因だと思います。序盤で、かなり生々しく「障害者の性」について描写されており、まるでドキュメンタリーを観ているかのような印象を受けます。また、前述の映画パーフェクト ・レボリューションのモデルとなった、熊篠慶彦氏も俳優としてこの映画に出演しています。生々しい表現もありますが、主軸はひとりの女の子の成長です。若くて障害のあるかたと関わる人は観ておいて損はないと思います。

1リットルの涙(脊髄小脳変性症)

映画:1リットルの涙
2004年・日本・98分
出演:大西麻恵、かとうかず子、 鳥居かほり、他

難病が進行する経過をリアルに描いた作品。実話のエッセイが原作

亜也が「脊髄小脳変性症」を発症したのは中学3年の時。明るく前向きな性格の亜也は、医師の勧めで日記を書きながら不治の病と向き合い、高校にも見事合格した。しかしますます不自由になっていく体のため、ついに亜也は養護学校への転入を決意する。原作は木藤亜也の闘病日記をまとめた同名エッセイ。

おすすめポイント

この作品は沢尻エリカさん主演でドラマにもなっており、そのイメージの方も多いのではないでしょうか。映画でも、日常生活で違和感を覚えるところから、検査~病状の進行がリアルに描かれています。記録映画風といってもいいでしょう。私は実際に脊髄小脳変性症の方を担当していましたが、症状などはきちんと表現されていると思います。時間も短めですし、難病に関わる方はぜひ観てもらいたい作品です。

明日の記憶(若年生アルツハイマー)

映画:明日の記憶
2005年・日本・122分
出演:渡辺謙、樋口可南子、坂口憲二、他

同名ベストセラーを映画化。涙なしに観られないという作品。

『トリック 劇場版』の堤幸彦監督が、山本周五郎賞を受賞した荻原浩の同名小説を映画化。渡辺謙、樋口可南子共演など役者陣の熱演が光る。突如として「若年性アルツハイマー」に襲われた50歳、働き盛りのサラリーマンと、そんな夫を懸命に支えようとする妻との絆を綴る。

おすすめポイント

私のまわりでも「泣いた」という感想が特に多い作品かもしれません。それもそのはず、序盤はバリバリに働いているシーンからはじまり、そこから病状が進行していく様子を描いています。渡辺謙さんをはじめ、実力派俳優が揃う(揃いすぎ?)作品のため、どんどん作品に引き込まれていくんです。かくゆう私も、終盤の夫婦のやりとりに、思わず涙してしまいました。文句なしでおすすめです。

くちづけ(知的障害)

映画:くちづけ
2013年・日本・123分
出演:貫地谷しほり、竹中直人、宅間孝行、他

舞台が原作でコミカルながらも、後半はシリアスなテーマも

劇作家で俳優の宅間孝行が主催し、2012年をもって解散した劇団「東京セレソンデラックス」の名作舞台を映画化。知的障害のため、心は7歳児のままのマコは、元人気漫画家の父親いっぽんに連れられ、知的障害者の自立支援グループホーム「ひまわり荘」にやってくる。無邪気で陽気な住人たちに囲まれ、のびのびと日々を送るマコ。ようやく見つけた理想の場所だったが、ひまわり荘には厳しい運命が待っていた。

おすすめポイント

舞台劇を映画化したものなので、舞台がお好きな人はぜひ。基本的にコミカルに描かれていますが、実は扱っているテーマは重たいもの。あまり詳しくは書かない方がいいかと思いますが、後半は涙なしに観れない作品だと思います。「嗚咽するほど泣いた」というレビューも見かけるくらい、胸にきます。障害にまつわる社会の闇について描いています。

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今回は、リハビリや医療・介護の現場で働く方にぜひともおすすめしたい映画をまとめました。

訪問STツバメ

本当に名作ぞろいです。

僕は割と映画を見るので、いろんな動画配信サービスをつまみ喰いしています。

調べた段階(2020年9月)で、今回紹介した作品はほとんどがU-NEXTの「見放題」でみることができました。

U-NEXTで観れる作品

  • こんな夜更けにバナナかよ
  • 志乃ちゃんは自分の名前が言えない
  • 学校Ⅱ
  • 聲の形
  • 明日の記憶
  • くちづけ

・残念ながら「カッコーの巣の上で」はナシ。

・「ドントウォーリー」はポイント視聴の対象。(登録で600円分のポイントが貰えるので、それで観れます。)

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医療、介護、リハビリの仕事に活かせる映画

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