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理学療法士におすすめの副業をタイプ別に解説

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理学療法士のみなさんで「副業」が気になる人も多いと思います。

某PT

雇われの給料は上がる見込みがない…

某PT

副業と合わせて収入アップしたい

そもそも「PTの給料は上がらない」というのは、もはや業界の共通認識なレベル。というか、大半の雇われ日本人は給料が上がらないです。

2018年には国が副業を解禁しましたし、間違いなく今後の日本は「副業」が当たり前になっていきます。

そこで今回は、PTにおすすめの副業を紹介します。

今のうちから、副業でも稼げる人間になれるよう準備しておきましょう。

参考:「free」副業解禁はいつから?副業の実際と注意点

目次

副業のタイプは大きく2つ。時給かストック収入か

まず、副業のタイプは「時給で稼ぐ」ものと「ストック収入」になるものに分かれます。

時給制の副業は「働いたぶんだけ収入を得られる」ことになります。確実に収入アップできますが、自分の時間も確実に潰れます。

ストック収入タイプの副業は、実際に収益が出るまでに時間がかかったり、下手したらタダ働きになる可能性もあります。しかし、大きく稼げる可能性や、どんどん労力が少なくなっていく可能性があります。

時給タイプの副業
非常勤勤務
アルバイト
セミナー講師
ウェブライター
ストック収入タイプの副業ブログ
SNSでの発信
コンテンツ販売
YouTuber

それぞれがどんな仕事かをみていきましょう。

時給・日給で稼ぐタイプの副業

まずは、時給や日給で稼ぐタイプの副業を紹介します。

非常勤勤務(パート)

非常勤はPT副業の定番ですね。時給も高い場合が多いですし、スキルアップにもなるので効率の良い副業です。

「週末だけ」などの条件で非常勤勤務している人も多いです。

僕が働いている訪看にも週1勤務の副業PTさんが複数います。

  • 病院勤務 + 非常勤
  • 養成校の講師 + 非常勤
  • 整体院(開業) + 非常勤

※「デイサービスと訪看」をパートで掛け持ちしている人もいます

特に、訪看デイケア・デイサービスは非常勤PTのニーズが高い印象です。

某PT

「普段と別の領域で働く」ことは、経験値としてのメリットも大きいです。

非常勤の募集がある施設
  • 訪問看護ステーション
  • デイケア
  • デイサービス
  • 病院
  • 整形外科 …など
↑上記の動画でリハノメの代表さんも、非常勤の副業を勧めてますね。

パーソナルトレーナー

スポーツクラブなどに在籍するパーソナルトレーナーも、PTのバイト先として人気です。

腰痛に対するアプローチだったり、肉体改造だったり、利用する方の目的も様々。

1セッション(50〜60分)あたり3,000円〜5,000円など、高額な報酬がもらえる施設も少なくありません。大手スポーツクラブなどでも普通に理学療法士のバイト募集がされていて、始めやすい副業です。

スポーツクラブでのモデル収入

週1日(5時間勤務)で月5万円程度

某PT

トレーナー業はお客さんを掴んでしまえば、そこから独立にも繋げられるのが良いところですね。

セミナー講師

PTの専門知識を活かして、セミナー・公演を行うことも定番の副業ですね。

大きく分けると「PT向け」と「一般向け」に分かれます。

PT向け講座の例臨床のスキルアップ講座(実技など)
診療報酬・介護報酬の解説
管理者向けの研修
一般向け講座の例腰痛予防
自治体主催の健康講座
介護予防教室

臨床経験が長い人は、若手PT向けのセミナーを小規模でも行えますよね。講師としての経験を積んだら「リハノメ」など大手オンラインセミナーの講師を目指してもいいでしょう。

また、あまり知られていないのですが、国の援助で成り立っているセミナー事業もあります。

例えば、全国にある「介護労働安定センター」は厚生労働省が支援する組織です。ここを介してセミナーを行うと「謝礼金」という形で報酬が貰えます。有料講演・無料講演など、複数のパターンがあるようなので、気になる方は住んでいる地域の「介護労働安定センター」に問い合わせてみるといいかもしれません。

▼介護労働安定センター

PTが行うセミナー例参加費報酬
介護者向けの腰痛予防セミナー無料センターからの謝礼金あり

※参考:実施セミナー検索

ちなみに私の所属する地域では「労務士」の方などのセミナーが多く、リハ職が行うセミナーはありませんでした。狙い目かもしれません。

ライター

Webメディアなどに投稿する記事を請けおい、執筆するのがライターのお仕事です。

空いた時間に、パソコンさえあれば作業ができるので副業として人気です。

ライターとして活動するには専門的な知識があると有利なので、PTをはじめとする医療職の方がはじめやすい副業です。

PTがライターとして活躍しやすいジャンル

医療・福祉
スポーツ
健康関連

PTライターの活躍例

https://twitter.com/sukofi/status/1542131642247962630?s=20&t=kuLcgp9w00niAByE1PYpCA

専門知識を活かせば、高単価を得やすい

ライターの報酬は、単純な時給でなく「1文字あたりいくら」の文字単価で計算されることが多いです。

この文字単価、初心者の場合は「1文字あたり1円未満」なんてこともザラです。だけどPT知識を活かして「専門的な記事を書ける」とアピールできれば、文字単価2円〜3円以上の案件を受けることも可能です。

https://twitter.com/pt_koko/status/1540885003688906752?s=20&t=kuLcgp9w00niAByE1PYpCA

「クラウドワークス」など の、クラウドソーシングサービスにはライター関連の案件はたくさん転がっています。なので、最初の案件を受けるまでのハードルは意外と低め。実績を積めば、徐々に単価アップが狙えます。

Webライターのステップアップ

STEP
まずはライターとしての実績を作る

クラウドワークスなど、クラウドソーシングサービス経由で仕事を受注する。最初は単価が低くても気にしない。

STEP
実績をもとに高単価案件を狙う、またはメディアと直接契約

執筆記事実績ができるほど、単価の高い案件を受けられる可能性があがります。また、取引先との信頼関係が築ければ、直接案件を貰える人もいます。

ストック収入を目指せる副業

続いて、PTにおすすめの「ストック収入型」の副業を紹介します。

ここでは、「ストック収入=自分が動いていないときも収益が発生する仕事」と捉えて分類しています。

ブログ

この記事を書いている私もリハビリ職(ST)であり、ブロガーでもあります。

このブログ以外にも、複数のブログ運営してきた経験から言えるのは「ブログで月数万円レベルの収入を作るのは全然可能」ということです。

僕の場合、1年目は月数千円〜1万円、2年くらい続けたあたりから月数万円レベルの収入が入ってくるようになりました。金額目標にしていた月10万円に、あと一息って感じです。

ブログは初期投資もランニングコストも少ないですし、文章力やWebの知識なども身に付きます。

某PT

コツコツと継続できる人には、ブログでの副業がおすすめです

有料コンテンツの販売

PTとして身につけてきた知識を、若手にわかりやすく伝える。

そんなふうに、知識を有料コンテンツとして販売することも、ストック型の副業になる可能性があります。

コンテンツの販売パターン

  • 有料のオンラインを作って会員を獲得
  • noteの有料記事など記事単位での販売

例えば「リガプロ」や、「パラレルごりら」さんなどはPTのオンラインサロン。「会員数×月額1,000円〜3,000円程度」が収益として入ってくる仕組みです。

コンテンツの質は高いに越したことはないので、臨床経験が長くなってきた仲間同士で、サロンを立ち上げるのが現実的かもしれませんね。

YouTube で収入を得る

YouTubeに動画をアップして収入を得る。副業としてのハードルは高めですが、全然アリです。費用もかかりませんし、低リスクでチャレンジできます。

そして、理学療法士YouTuberといえば、上記動画の「オガトレ」さんが筆頭ではないでしょうか。

理学療法士YouTuber:オガトレさん

  • YouTubeでストレッチ動画を更新
  • チャンネル登録者100万人以上
  • 100万〜500万再生を超える動画多数
  • 1,700万回を超える再生数の動画もあり

今はYouTubeもライバルが多いので「オガトレ」ほど大きなチャンネルになるのは至難の技。しかし、まだまだ稼ぎようはあります。

YouTuberの収入源は「再生回数による広告収入」だけではありません。動画のリンク経由で商品が売れると報酬が貰える「アフィリエイト広告」という仕組みもあります。

某PT

アフィリエイト広告の代表例は。Amazonの商品が取り扱える、「Amazonアソシエイト」ですね。

アフィリエイト広告の仕組み

例えば、あなたのYouTube動画のリンクから「Amazonのプロテイン」を買った人がいたとします。そのときに「購入金額の数%」を報酬として受け取れるという感じです。「1再生で0.1円」といった、再生数からの収入だけよりも効率がが良くなります。

もしも「詳しいジャンルの商品がある」場合や「自分の事業に誘導したい」などの目的があるなら、YouTubeはオススメです。

人生経験になる副業もオススメ

実は「PTの仕事と全然関係がない副業」をやるのもオススメです。特に20代の方。

理由は単純で「人生経験になるから」です。

例えば、知人PTは若い頃「運送業」や「バーテンダー」など、複数のバイトを経験してます。今は僕と同じ訪看で働いていますが、かなり話の引き出しが多いんですよね。なので、利用者さんからの人気も高いです。

某PT

若い頃にやったバーテンダーの仕事は、本当にいい社会経験になりました。
お客さんが幅広かったんですよね。例えば同性愛者の方とか、リアルな億万長者とか(笑)

過去に話したことないタイプの方とたくさん知り合えました。

もし、あなたがPT以外にやりたい仕事があれば、一度バイトで働いてみるのもありだと思います。収入以外に得られるものが多いはずです。

やめたほうがいい副業

最後にひとつだけ「やめたほうがいい副業」を紹介しておきます。それは、マルチ商法(ネットワークビジネス)です。

某PT

実は私も、知人PTからマルチ商法に勧誘された経験があります。かなり嫌な気持ちになりました。

マルチ商法は、早い話が「人間関係」を「金銭関係」に変えてしまうシステムです。そして、大半の人は損をする仕組みです。法律的に違法ではないですが、オススメしません。

※「PTとマルチ商法」については、別記事でも解説しています。気になる人は読んでみて下さい。

これからのPTは副業でも稼げるようになるべき

今回は、理学療法士の副業について解説しました。

2018年には国が副業を解禁しましたし、間違いなく今後の日本は「副業」が当たり前になっていきます。

参考:「free」副業解禁はいつから?副業の実際と注意点

本格的な「副業時代」になったとき、PTは有利な仕事だと思います。専門知識があることは、副業や開業に繋げやすいからです。

正直、今までのリハ業界って「とにかく専門性を高めるのが偉い」みたいな雰囲気が強かったように思えます。専門職なので当然です。

でも、これからは「専門知識を上手に発信できる人」や「専門知識をベースに事業を起こせる人」が、成功していくでしょう。個人が情報伝達できる、YouTubeやSNSが生活に根付いていますからね。

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