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高齢者が食べやすいおやつ選びのポイント。商品も併せて紹介します。

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言語聴覚士ツバメ

言語聴覚士のツバメです。訪問リハビリの仕事で、在宅介護のご家庭をまわっています。

この記事では、高齢者がたべやすい「おやつ」について解説します。

実は高齢者にとっておやつは単なる楽しみではない側面もあるんです。

高齢者が食べづらいと感じてしまうおやつの特徴や、実際に介護の現場でみてきたおやつ実例なども紹介しますね。

目次:クリックでジャンプ

高齢者がおやつを食べる目的について

まずは高齢者がおやつを食べる目的を確認しておきましょう。

高齢者にとって、おやつは単なる楽しみ以上の大切な役割があります。

高齢者がおやつを食べる目的

  • 栄養を補う
  • 水分補給
  • 楽しみ、他者との交流

加齢とともに食事の量が減ったり、栄養バランスが偏りやすくなるなどの問題が生じることがあります。そんなとき、適度なおやつはエネルギーや必要な栄養素を補う手助けとなります。また、小まめに食べ物を食べる習慣があると、飲み込む力(嚥下機能)の維持にもつながります。

さらにおやつタイムは、日々の生活にメリハリを与えたり、家族や友人と会話を楽しんだりするきっかけにもなります。

言語聴覚士ツバメ

高齢者が適切におやつを食べることは、身体と心の両方にとって重要です。

高齢者が食べやすいおやつの選び方

高齢者が食べやすいおやつを選ぶには、いくつかのポイントがあります。

まずは誤嚥(ごえん)しにくい飲み込みやすい形状や、硬すぎない・大きすぎないサイズにしましょう。おやつによっては、のどに詰まりやすいものもあるので注意が必要です。

高齢者のおやつを選ぶときの主なポイント

  • 硬すぎない
  • 大きすぎない
  • 飲み込みやすい

飲み込みづらいおやつの例

飲み込みづらいおやつの例主な理由
ビスケット、ナッツ類口のなかでバラけてしまう。
パン類口の中の水分を吸収する。
こんにゃくゼリー噛み切りづらい。喉に詰まる危険性がある。
煎餅(固いもの)噛み砕くことが難しい。

飲み込みやすいおやつの例

飲み込みやすいおやつの例主な理由
かっぱえびせん 等口の中に入れると柔らかくドロドロになる。
プリン、ヨーグルト、ゼリー噛む必要がなく、ある程度まとまりやすい。
バナナ容易に噛めて、適度に粘度がある。
アイスクリーム冷たさで飲み込みの反射が出やすくなる場合がある。溶け方には注意が必要。

飲み込みやすいことは高齢者にとても重要な要素です。本人が飲み込みやすいかどうか、実際にチェックしながら提供しましょう。

手軽に買える!高齢者が食べやすい市販おやつ10選

高齢者にとって食べやすいおやつは、硬いものや大きすぎるものよりも、柔らかくて小分けされているものが安心です。ネットから手軽に注文できる市販おやつを10種類ご紹介しますね。

かっぱえびせん

かっぱえびせんは、咀嚼すると溶けていくので高齢者にも食べやすいです。

あいーと食パン

かむ力が弱くなった方向けの、柔らかい食パンです。冷凍食品なのでストックしておけます。電子レンジで調理してから食べるタイプです。

らくらく食パン

タカキヘルスケアフーズの「らくらく食パン」は介護用のパン。ミミまで柔らかくできていて、舌で潰せる程度です。専門的な嚥下分類にも対応しています(嚥下学会分類3)

プッチンプリン

プリン類は柔らかく喉通りも良いので、高齢者にも食べやすいおやつです。

しかも最近は常温で保存できる「ひとくちプッチンプリン」という商品もあります。あまりスーパーとかでは見かけないので、ネットで注文するのが良いでしょう。

ヨーグルト(しかも増やせる)

ヨーグルトも高齢者に食べやすいおやつです。乳酸菌が腸に優しいですし、フルーツなどと合わせても良いので便利ですよね。

しかもヨーグルトメーカーを使えば、小さなヨーグルトから大量に増やすことも可能。

言語聴覚士ツバメ

高齢になってきた私の両親も、R-1などを増殖させて毎日のおやつにしています。免疫もアップできますね。

ハイプチゼリー

ゼリーは高齢者にも食べやすいおやつですが、こちらのニュートリー製ハイプチゼリーは23gの食べ切りサイズで80kcalと高い栄養を誇ります。少ないおやつでカロリー摂取したい方におすすめです。

メイバランス

メイバランスは栄養補助食品に分類されるドリンク。少量で高いカロリーと豊富な栄養を摂取することができます。味はかなり甘めなので、好みに合う方は日々のおやつとして利用するのもオススメです。

すっきりクリミール

クリミールは、メイバランス同様の高カロリー補助栄養。こちらは甘さを抑えたすっきりタイプなので、甘すぎるのが苦手な方にオススメです。

メイバランスアイス

メイバランスのバニラアイス。暑い夏などには食べたくなりますね!

フルーツのサブスク

自然のビタミンなども摂れるフルーツ類。最近は月額制で旬なフルーツ宅配してくれるサービスなども登場しています。「せっかくなら選りすぐりのものを」「買いに行く手間を省きたい」そんなかたにはオススメです。提供する際には食べやすいような工夫などだけ気をつけましょう。

ただし、そのままの形では食べづらい場合もあるので提供する際の形には注意しましょう。

果物を提供する際のポイント

  • 余分な皮や種を取り除く
  • 一口サイズにカットする

例えばリンゴや柿はそのままだと固く、飲み込みにくい場合があります。薄くスライスしたり、小さく切って提供しましょう。

言語聴覚士ツバメ

缶詰のフルーツだと、柔らかくて口当たりが良いもの多いので便利です。ただし糖分量には注意が必要ですが。

高齢者のおやつの適正量は?

おやつの量に悩む人も多いですよね。「どのくらいが適切なの?」という思うかもしれません。

高齢者のおやつの適正量は、一日の食事量や活動量にもよりますが、目安としては100〜200キロカロリー程度が適当です。糖分や脂質が多いものは控えめにし、主食や主菜に影響しない程度にしましょう。

1日2回、小さめのおやつを楽しむと空腹感もコントロールできます。また、食事のリズムも崩れにくくなります。

高齢者にも食べやすいおやつで楽しく栄養補給

高齢者用のおやつ選びは「楽しく・おいしく・安全に」がキーワードです。

みんなでおやつタイムを楽しむことで、心も身体も元気が湧いてきますよね。高齢者 食べやすいおやつをうまく取り入れて、1日の食事にちょっとした喜びを見つけましょう。

ご家族の笑顔と健康のために、ぜひ日常におやつを活用してみてください!

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